平成19年度高齢市民が活躍するための社会技術研究会講演会

工学がリハビリに果たす役割

横浜国立大学教授 高田一

今後、増加する高齢者に対するリハビリ運動療法については効率的であると共に、省力化を図る必要があります。これらは医学、工学分野だけでなく、介護費用、介護者数など、経済的、社会的にも影響を与える課題であります。

現在、進めているプロジェクトのひとつは、リハビリ時に理学療法士が歩行観察し、補助具の選択、訓練方法を指導していることに替わって、高齢者自らが訓練を行い、理学療法士は運動の結果を見て判定すれば、少人数で多くの高齢者に対応することができるようになります。

また、高齢者が自分自身の下肢運動結果を見て自分で判断できるようにしたり、さらには、このようなデータが多く集積されデータベースが構築されれば、下肢運動装置が知能化され、歩行能力を判定できるようにもなります。

そこで、本日は多くの高齢者に対応するための必須の研究として取り組んでいる現状をお話しします。

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