2000年の介護保険導入から、寝たきりに向かう介護度重度化に経済的合理性があると認識しました。文部科学省の研究費による研究でも、器具開発の研究費申請でもそのことが明らかになっています。 高齢者がいくつになっても、又これまでなら障害者と言われるような身体状況になっても活躍できる社会でなければならないとの決意ですすめた我々の研究が超高齢社会を持続可能にします。 この命題を実現する為に、介護保険から生まれる国内の状況を照らし、国際活動の重要性を認識しました。国際活動を始めるために、2001年の国内学会にサイパン島政府の担当者を個人の負担で、招待しました。これを嚆矢として、その翌年(2002年)、サイパン島政府と国際学会を共同開催いたしました。 それはリハビリテーション医療(リハ)の再構築です。 人類の福祉に寄与するために、リハ医学を再構成することに対して、研究を推進している国際バイオフィリア リハビリテーションアカデミー(IBRA)はいまだ小規模の学会です。しかしながら、リハ医学に関する我々の提言は年ごとに支持が拡大しています。 世界のリハ医師の大会:ISPRM 2014へ我々の大会ポスターが要請により掲示されました。今年の大会で、これまですすめてきた研究活動、社会化活動を明らかにし、これから世界でなすべき研究を明らかにしていきます。 シンデレラのような小保方さんのSTAP細胞で、国民は広く科学技術や研究の与える期待や価値、そしてその怖さを知りました。私たちの研究は多年に及び、今日では世界の多くの大学と共同研究を実施し、人類に大きな貢献をしようとしています。 皆様のご期待も高まっており、年頭に当たり、その決意を新たにしています。 本年もよろしくお願い致します。 |