日刊工業新聞の書評記事

記者と当会理事長との次のような質疑が、日刊工業新聞の記事になりました。
記者の「本書で最も訴えたかったことは。」の問いに次のように答えました。
「わが国は少子高齢化が進んだ結果、年金、医療、介護など高齢化社会を維持することが難しくなってきている。
次世代に大きな負担をさせないためには、”要介護者を減らす”ことが必要で、そのためには現在のリハビリテーション医療のあり方を根本から変えなければいけない。本書はその方法を提唱している。」


また、タキザワプログラムと創動運動とは何か。
20年間研究を続けてきたが、統計的、医学的見地から従来のリハビリ療法とは違う効果が得られている。
公的資金を受けて我々の研究では、寝たきり老人の3割がこの療法で歩けるようになった。
現象としてなぜそのようなことが起きるのか、まだ科学的に解明されていないが、米国で2006年に「リハビリ運動の管理方法」として特許を取った。現在、日本でも特許を出願している。」


さらにその効果に関する質問に次のように答えました。
2006年時点でわが国には435万人の要介護老人がいるが、これだけの患者を生んだ原因こそ、他動運動中心のリハビリ医療ではないか。現在のリハビリ医療は、脳卒中や骨折からの障害は仕方ないという。
“障害の受容”が考え方の根底にある。私は"障害の克服”へと転換する方法があると言い続けてきた。
介護を必要とせず、自分で自分の生活を守れるようにする必要がある。
このシステムを社会的に認めさせることが私の使命だと考えている。
そして日本家庭では這うことができれば生活できるという医師もいる。本書を引き金にリハビリ関係者の意識を変えてほしい。」